女性のうつが増えている?!
うつ病は、誰もがかかりうる「こころの風邪」と呼ばれていますが、うつ病の患者は一般的に男性より女性の方が多いといわれています。これはなぜでしょうか。
女性ホルモンとこころの関係
女性のうつが多いとされる原因のひとつに、ホルモンの影響があります。
うつ病などのこころの病はホルモンと強く関連しています。
女性ホルモンは、月経前や妊娠・出産、更年期など、時期に応じて大きく変化します。この変動が、うつ病などのこころの病気に関係していると考えられています。生理前になるとイライラしたり、気分が沈んだりするのは、このホルモンの影響が大きいといえます。
女性をとりまく様々なストレス
女性のこころの病気は、ホルモンの影響ばかりではありません。
その人自身のもともとの性格、環境の影響もあります。
社会で活躍する女性が増えている現代、過労や仕事のストレスが原因でこころのバランスを崩してしまう女性たちが増えています。
多くの場合、女性は家事や育児の負担が大きく、自身をとりまく環境からのストレスにさらされているといえます。
無理しない、がんばりすぎない
こころやカラダに元気がないときは、自分自身と相談しながらなるべく無理をしないことが大切です。
心が疲れたときはゆっくり休ませてあげましょう。
がんばりすぎは禁物です。
こころの病は、適切な治療により改善します。
お気軽に医療機関に相談をしてみてください。
(監修:Dr.toyo Kato)